れんとのオタ活アーカイブ

ウルトラシリーズとアニメが中心の長文感想ブログ。アイカツスターズ!実質全話感想も執筆中!

カテゴリー別記事一覧

〈カテゴリ一覧〉 ウルトラシリーズ 〈ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA) 〈ウルトラマンデッカー〉 〈ウルトラマンブレーザー〉 〈ウルトラマンアーク〉 〈ウルトラギャラクシーファイト〉 〈ウルトラシリーズ (昭和) 〉 〈ウルトラシリーズ (平…

〈感想〉超絶感動傑作煌めきアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』が面白すぎた。

数年前、プリティーシリーズのプの字も知らなかった自分は、正直『KING OF PRISM』を十分に楽しむことができなかった。 プリズムジャンプとは何なのか。なんで尻からハチミツが出るのか。なんで自分で召喚した列車で旅立つのか。なんで赤い糸で縛られて絶頂…

人生初のソフビ塗装マン、理想のネオガイガレード作成に挑む

物価高騰が著しい昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。ウルトラシリーズオタクの自分は、ソフビ人形の価格高騰に恐れおののきながら毎日を過ごしています。 「ウルトラヒーローシリーズ EX ルティオン」と「ウルトラ怪獣シリーズ 216 シャゴン」も本日7/6(…

感想『ウルトラマンアーク』第1話 - 堅実・周到な構成と「辻本イズム」満載の初戦は僅かな不安を覆せるか

2024年7月6日、ウルトラシリーズ最新作=『ウルトラマンアーク』が産声を上げた。 ウルトラシリーズの1話は興奮と不安と「一般に受けるかどうか」という厄介オタク特有の懸念とで一杯になって正常な判断ができないのが毎年の常なのだけれど、今回も例によって…

ブログを続けてきた自分と、小説が書けない自分と、『数分間のエールを』

『数分間のエールを』を観て、泣いて、感動して、それらとは別の何か複雑な気持ちに突き動かされて、今こうしてスマホの画面を叩いている。 先に言っておくと、『数分間のエールを』超傑作でした。独特な質感のCGアニメには困惑もあったけれど、「前半の演出…

〈2024年上半期〉映画感想まとめ - 特撮映画ラッシュを迎え撃つ、想定外の “ダークホース” たち

X (旧:Twitter) のタグ「#202○年上半期映画ベスト10」を毎年のように挙げている人を見て、「半年でベスト10を選ぶくらい映画館に行くだなんて凄いなぁ」などと思っていたあの日から数年、自分がこのタグを使う側になるだなんて、当時は夢にも思っていなかっ…

『ルックバック』が刺さらなかった理由を自分に問い詰めてみた。

※以下、劇場アニメ『ルックバック』のネタバレが含まれます、ご注意ください※ ぼく (理性) 「『ルックバック』前情報なしで観れて良かった。“描き続ける” っていうキャッチフレーズが胸に染みるよ、京本が藤野を追いかけているようで、その実ずっと後ろを見…

感想 - 舞台『NEW GENERATION THE LIVE ウルトラマンブレーザー編 ~…未来へ~ 』- “届かなかった手” の行く先が補完する「ブレーザー」のメッセージ

2019年から始まったウルトラシリーズの舞台ブランド『THE LIVE』。そのうちニュージェネレーションシリーズを題材にしたものは『NEW GENERATION THE LIVE』という名前で呼ばれるようになり、中にはテレビ本編の放送後に上演され、各作品の「完結編」ないし「…

感想『Ultraman: Rising』+『ULTRAMAN (SEASON 1~FINAL) 』- Netflixが送り出す、新時代のウルトラサーガに願いを込めて〈ネタバレあり〉

サブスクを極力増やしたくない自分だけれど、今回ばかりは抗えなかった。入ったのは天下のNetflix、お目当ては2024年6月14日に全世界同時配信されたウルトラシリーズ最新映画『Ultraman: Rising』だ。 とはいえ、前情報の段階では『Ultraman: Rising』にそこ…

総括感想『ゴジラ ミレニアムシリーズ』- 志と現実の狭間で揺れる “新世紀ゴジラ” たちは何を遺したのか

時に2023年冬。『ゴジラ-1.0』や『ゴジラxコング 新たなる帝国』の公開を控えて界隈が大いに湧き立つ中、有識者諸兄と共に『ゴジラ ミレニアムシリーズ』実質初見マラソンに挑む成人男性がいた。筆者である。 ミレニアムゴジラをやっていく企画、次回は釈ゴ…

昭和から令和まで! ウルトラシリーズの「推し歌」10選

初夏はウルサマ!(時候の挨拶) 早速ですが皆さん、今から約1年前=『ウルトラマンブレーザー』が大きな盛り上がりを見せ、『ウルトラヒーローズEXPO サマーフェスティバル2023』においてウルトラマンガイアSSVが大きな話題を呼んでいた2023年8月に、とある…

感想『進撃の巨人 The Final Season』- エレン・イェーガーが未来に遺したもの、私たちに刻み付けたもの

※以下、漫画・アニメ『進撃の巨人』のネタバレが大量に含まれます、ご注意ください※ 2023年11月に始まり、その約半年後=2024年4月7日に終わりを迎えた『進撃の巨人 』視聴マラソン。半年間に凝縮された壮絶な旅のゴールで自分が真っ先に抱いたのは「喪失感」…

シーモちゃんが可哀想で可愛い!『ゴジラxコング 新たなる帝国』で “キュートアグレッション” を学ぼう

「キュートアグレッション」をご存知か。 急に何だと思われるかもしれないけれど、筆者の中では今「キュートアグレッション」がアツい。 端的に言うと、キュートアグレッションとは「可哀想が可愛い」というあの感情のことで、心当たりがある方も多いのでは…

新番組『ウルトラマンアーク』初報に見る、シリーズの新たな挑戦と「ニュージェネレーション」のマインド

2024年4月5日、朝7時半。 ぐっすりと眠っていた通勤電車で目を覚まし、なんとなしにスマホの電源を点けて、そこに表示されていた情報でそれはもうバッチリと目が覚めた。 解き放て!想像の力!新テレビシリーズ『ウルトラマンアーク』日本時間2024年7月6日(…

総括感想『プリティーリズム・レインボーライブ』- 雨上がりの空を七色に照らす、プリズムショーの進化とりんねからの “贈り物”

時に2023年12月30日。『アイカツスターズ!』の余韻に浸りつつ、『進撃の巨人』初見マラソンをひた走る筆者のもとに、あるメッセージが届いた。 「プリティーリズムレインボーライブ10周年展が3/1からあるのですが、それまでになんとかなりませんか?」 『プ…

“クウガ” の聖地『珈琲ハウス るぽ』に4時間半並んだ話

ブログを読む時は、部屋を明るくして 画面に近づきすぎないよう 注意して下さい \ファーーーーーーーーーー……………… (例のSE) / 東京都 某区 中央線内07:06 a.m. (くらい) 『珈琲るぽ 閉店』 そう書かれたX (旧Twitter) の投稿を見た時は正直ピンと来なかったけれど、添…

こんな安心、感じたくなかった。-『進撃の巨人』第67話によせて

SNSでは憚られるので、ここで『進撃の巨人』第67話についてのやりきれない思いを思い切り書かせてほしい。 ※以下、アニメ『進撃の巨人』第67話についてのネタバレが含まれます、ご注意ください※ 第67話 凶弾 梶裕貴 Amazon サシャが死んだ。 ガビを止めよう…

感想『進撃の巨人 Season 1~3』- 心臓を捧げよ! 予想を裏切り、期待を越える “選択” と “代償” のヒストリア

言わずと知れた大人気作品『進撃の巨人』に触れないオタク人生を過ごしてきた。理由は簡単、巨人たちのビジュアルやクセの強い画風を見て、なんとなく「自分には合わないだろう」と思っていたからだ。 今振り返ると、そんな自分の先入観と偏見に「馬鹿だなぁ…

最強の力で “反戦” を描く異色のガンダム -『機動新世紀ガンダムX』のすすめ

世界的な情勢の悪化もあって「戦争を題材にした作品」の扱いに一層の配慮が求められるようになった昨今、それでも世界には戦争を描いたフィクションが生まれ続け、エンターテインメントと共に「戦争の悲惨さ」や「相互理解」というテーマを訴え続けてきた。…

あの頃の自分は、なぜ「教科書の純文学」を遊び道具にしていたのか

先日、友人・Y氏の書いた短編小説を査読させて貰う機会に恵まれた。 Y氏の小説はこれまでも何度か読ませて頂いているのだけれど、ホラーを軸に多彩なジャンルを組み合わせ、自分の味として昇華させてみせる氏の名料理人ぶりには毎度驚かされてばかり。とりわ…

総括感想『ウルトラマンブレーザー』- 新機軸と販促を両立させた「優等生」が問いかける、“コミュニケーション” の在り方とその可能性

2024年1月20日。ウルトラシリーズの最新TV作品『ウルトラマンブレーザー』が最終回を迎えた。 \X\#ウルトラマンブレーザー/X/// 第25話(終)「地球を抱くものたち」//明日あさ9時放送!月でヴァラロンとの戦いに敗れたブレーザーとSKaRD。ドバシに捕えられた…

感想『劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』- 20年越しの “回答” と怒涛のファンサービスで紡がれる、納得の「SEED」完結編〈ネタバレあり〉

今からちょうど20年前。小学生中学年の自分にとって初めての “リアルタイム” ガンダム作品、それが『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』だった。 【メーカー特典あり】機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション HDリマスター Blu-ray(2商品連動購…

れんとの『大洗旅行』レポート ~ガルパンと海鮮グルメに仮面ライダーを添えて~

『ガールズ&パンツァー』という作品をご存知だろうか。 2012年に放送されたTVアニメ作品である『ガールズ&パンツァー』、通称『ガルパン』。「戦車を用いた団体競技=戦車道を通して、少女たちが心を通わせ成長していく」という一見異色の取り合わせながら、…

2023年は “試練” の年だった - 明日の自分に残しておきたい「3つのメンタルケア方法」について

皆さん、年の瀬をいかがお過ごしでしょうか。「試練とシルドロンって似てるようで似てないな……」という気付きを大晦日に得た男、虎賀れんとです。 【No.069 変異昆虫シルドロン】 ウルトラマン アバレンボウル02 バンダイ(BANDAI) Amazon 毎年の大晦日といえ…

イベントレポート『ツブコン2023』+『ミッションネーム “ガイア” XIGファイターズ Get glory!』- TDG25周年を締め括る、涙と奇跡の “超時空の大決戦”

2023年11月25・26日、円谷プロ創立60周年を祝う円谷作品の祭典=「TSUBURAYA CONVENTION」が (リアルイベントとしては4年ぶりに) 復活開催、「ツブコン2023」の名の下に、東京ドームシティをツブコン一色に染め上げていた。 ー 円谷プロ創立60周年 ー■■■■■ TS…

感想『アイカツスターズ! 99話』 白鳥ひめという偶像、桜庭ローラというライバル。“ふたりの忘れ物” が導く、それぞれの原点と未来図

それは、3ヶ月前のことだった。 ……ところで、これで決勝トーナメントの面々はほぼ確定になったと見ていいのか……? 四ツ星から2人ならゆめと真昼、となるとヴィーナスアーク側はエルザとレイ……? 突然ひめ先輩が銀河のドレスとか持ち出して参戦して全部木っ端…

感想『アイカツスターズ! 98話』 心に従い次代を拓く「ゆずっとリリィ☆」の輝きと「フレンズ」の萌芽

『アイカツスターズ!』が放送されたのは2016年4月~2018年3月。自分が同作を視聴したのは2022年11月~2023年10月。これだけの時間差があるのに、なぜか市場にはアイカツスターズ!縁の新製品が溢れており、その一つがこちらの「アイカツスターズ!キャラナ…

感想『アイカツスターズ! 97話』 さらばヴィーナスアーク! 物語を経て完成する、エルザたちの絆と「Bon Bon Voyage!」

『アイカツスターズ!』96話を見てBlu-ray BOXを購入したことは前回の記事に書いた通りだけれど、よもや再生開始コンマ数秒で泣きそうになってしまうなどとは、この異常長文執筆末期成人オタク男性の目を持ってしても読めなかった。 いい感じのBlu-rayケース…

感想『デジモンアドベンチャー 02 THE BEGINNING』- 絆の在り方を “20年前の子どもたち” に問いかける、残酷で誠実な『02』正統続編

「映画観賞後の感想」と一口に言っても様々なタイプがあるけれど、希に「面白かった~!」や「合わなかったなぁ」のような、単純なプラスマイナスで測れない作品に出会うことがある。自分にとって『デジモンアドベンチャー 02 THE BEGINNING』とはそういう作…

感想『BLUE GIANT』ー “音” で語り “ジャズへの先入観” を焼き尽くす、永遠で儚い炎の青春譚

ネットへの感想文を投げてきた3年間で、素人なりに学んできたことがある。その中でも特に強く意識しているのが「作品を見て感じたことは、1日寝てしまうとその多くを取り零す」ということで、それが「言語化できないもの」であればあるほど取り零しは多くな…