X (旧:Twitter) のタグ「#202○年上半期映画ベスト10」を毎年のように挙げている人を見て、「半年でベスト10を選ぶくらい映画館に行くだなんて凄いなぁ」などと思っていたあの日から数年、自分がこのタグを使う側になるだなんて、当時は夢にも思っていなかった。
けれども、たくさんの作品に触れた結果「それぞれの作品に感想記事を残せない」という新たな問題が発生。折角胸に響くものがあったのに、その気持ちを残しておけないのはあまりに勿体無い……!
そこで、今回はそんな「記事を書けなかった作品たち」への感想をまとめて掲載。「#2024年上半期映画ベスト10」タグにあやかりつつ、映画館以外で見たものも含めた各作品の感想を一挙に書き残しておきたい。
《目次》
- Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』(1/14鑑賞)
- 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(1/26鑑賞)
- 『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』(2/23鑑賞)
- 『劇場版 ポールプリンセス‼』(3/9鑑賞)
- 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(3/23鑑賞)
- Vシネクスト『キングオージャーVSドンブラザーズ』×『キングオージャーVSキョウリュウジャー』(4/27鑑賞)
- 『ゴジラxコング 新たなる帝国』(5/1鑑賞)
- 『トラペジウム』(5/24鑑賞)
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5/27鑑賞)
- Vシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』(6/12鑑賞)
- 『Ultraman: Rising』(6/14鑑賞)
- 『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』(6/15鑑賞)
- 『カラオケ行こ!』(6/16鑑賞)
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ / アウトローたちの誇り』(6/22鑑賞)
- 『ルックバック』(6/28鑑賞)
- まとめ
Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』(1/14鑑賞)
先行上映会にて鑑賞。観ていて「おぉ!!」と「……おぉ……?」が交互に襲ってきた結果、最終評価がマイナスに傾いてしまった作品。最初は、周囲の熱烈なファンに比べて『555』熱や井上敏樹氏への解像度が低いからかな、と思ったりもしたけれど、それを踏まえてもどうにも許容できない点が多かったように思う。
本作最大のトピックと言える「真理のオルフェノク化」については、同窓会にしない覚悟の表れとして個人的には賛の立場。ただ、妙に安っぽい殺意の演出や、最後の「オルフェノクになっちゃいなよ」発言は看過できなかったし、後者は未だに飲み込めていない不満点だ。
終盤で旧型ファイズが登場する展開については、よく「スーツが劣化している」点が挙げられるけれど、目が悪いこともあってか自分はさほど気にならず、むしろ「旧型ファイズがネクストカイザとミューズを圧倒する (真理のサポートありきなところもあるけど、グランインパクトの火力をはじめパワーバランスが大味になっているのは否めないところ。二人がまとめて倒されるシーンが打ち切り漫画、というかソードマスターヤマトのようだったのも困惑ポイント) 」方が気になったところ。他にも合わないな……と感じた点は諸々あるのだけれど、何より腑に落ちなかったのは草加の扱い。
「それを言い出したら何でもアリじゃねぇか!」となってしまう「なぜか生きている→スマートブレインのアンドロイドでした!」 も大概だけれど、それよりも問題なのはティザービジュアルにある「俺は生きる――カイザとして」という台詞が影も形もなかったこと。自分は「キメる時はキメる」時の草加が大好きなのでネクストカイザ誕生には大いに期待していたし、予告のいかにも裏切りそうな草加は全てミスリードなんじゃないかとまで本気で思っていた……ので、上記の台詞がないばかりか、予告通りに裏切った挙句ミューズと在庫一掃セールのように倒される様には正直ショックが大きかった。こんなネタキャラみたいな扱いを本編でやってほしくなかったよ!
勿論、「もしも北崎が最後までデルタだったら」という誰もが思い描いていたであろうifを具現化してくれた北崎ミューズや、扱いはともかくカッコ良かったネクストファイズ アクセルフォーム、主題歌『Identiφ‘s』など好きなところも多かった。だからこそ惜しい、惜しい作品だったよ……。
2023年9月13日、カイザの日20周年である本日、カイザの新しい姿「ネクストカイザ」の発表ができるなんて!!
— 村上幸平 (@kohei__murakami) 2023年9月13日
Ⅴシネクスト 「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」
2024年2月2日(金)より 新宿バルト9ほかにて期間限定上映決定!
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『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(1/26鑑賞)
感想記事はこちら↓
『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』(2/23鑑賞)
『トリガー』『デッカー』と続いた「TSUBURAYA IMAGINATION配信作品を映画でもやります」ではなく、『タイガ』以来となる純粋な劇場版。待っ↑ていたよ!!
が、それと「自分の好みに合う作品だったかどうか」は当然別の話。今回の劇場版は「テレビ版の延長のようなテイストの話をクソデカミニチュアでやります」という方向性だったのだけれど、「劇場版X越え」や「ウルトラを知らない人さえも引き付けるような盛り上がり」を期待していた身としては、どうしても肩透かしに感じてしまったなと……。贅沢言うな、と言われたら返す言葉もないのだけれど『ファースト・ウェイブ』を輩出した作品の劇場版だもの、そりゃあハードルは上がるでしょうよ……!
「全怪獣バージョン」のOPやアースガロンの活躍、冒頭のタガヌラー戦や「親子」という本編でやや消化不良だったテーマの回収など見所も多かったのでラストは持ち直してきたけれど、よりによってオチが第二子誕生だったので「ようやくジュンくんとの信頼が確立されてきたのに何してんのよ!!」と、最終的にネガティブな印象で締められてしまったのも痛いポイント。折角平和が訪れたのだから、これまでの分までジュンくんに愛情を注いであげようよ……と思うのは自分に子どもがいないからなのだろうか。教えて全国のパパさん!!
劇場版ブレーザー、入場特典周りでトラブルがあった結果「お客様はウルトラマンですか!?」「ウルトラマンの方はしばらくお待ちください!」というアナウンスが連発される異常事態が起こってしまって笑いを堪えるのが大変だった。俺が、俺たちがウルトラマンだ。
— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2024年2月23日
『劇場版 ポールプリンセス‼』(3/9鑑賞)
シンソフィア繋がりの『プリティーリズム・レインボーライブ』10周年記念展とセットで見に行くことになった作品。当初は「評判は良いけどポールダンスって何となく近寄り難い文化だよな……」と二の足を踏んでいたのだけれど、いざ見てみたらこれが凄かったのなんのって。
ポールを軸に、縦横無尽に広がるダンスやパズルのように絡み合う人体、そして何より「ポール周りの空間を空や水中に見立てる」ことで表現の幅が大きく広がる様にはフェチズム云々以上のドデカい衝撃を受けたし、ポールダンスに対して偏見しか持っていない自分が恥ずかしくてしょうがなかった。いやまあそれはそれとしてメチャメチャエロかったんですけど。
一方、本作はポールダンス以外にも魅力的な要素が満載。ノア様の『剣爛業火』やリリア&スバルの『Burning Heart』をはじめとした楽曲群は個人的な癖に刺さるものばかりだったし、隠れたMVPと呼べるのがそのストーリー。
前日譚の先行配信という展開に頼りすぎず、最低限のステップで各キャラクターとその関係性をしっかり描き、コンプレックスとその克己を深掘りしていく……。このようなスマートかつツボを押さえた構成のおかげで、本作のストーリーは (歌・ダンスの尺も考えると) 実質30分尺とは思えないほど濃密で盛り上がるものになっている。これらの完成された土台があるからこそ、本作はイロモノではなく革命児として広く受け入れられたのだろうし、今後の展開にも大いに期待したいところ……!
ポールプリンセス、リリアがビジュ以外にも虎賀れんとのツボを徹底的に叩いてくるつよつよキャラでしたが、ユカリ様にアズミ先生までポニテで「半分以上のシーンで画面の誰か一人はポニテ」という衝撃には目を見張った。ポールプリンセスのポがポニーテールのポでもあるだなんて聞いてねェよ!!!!!
— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2024年3月9日
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(3/23鑑賞)
スリル、しんどさ、熱さ、あらゆる魅力が自分に「いい感じに刺さる」想定外のダークホース。劇伴担当がよりによって川井憲次氏だなんて観るまで知らなかったよ!!
自分が本作を観に行った理由は色々あるけれど、その一つは「クトゥルフ神話TRPGが好きなら刺さる」という評判を数多く見かけたこと。いざ見てみると「闇を抱えた村を探索し、情報を集めていき、シナリオを進めつつもギリギリのところで破滅を掻い潜っていく」というストーリーラインは確かにクトゥルフ神話TRPG……というより「山奥の村が舞台のホラーゲームというパブリックイメージ」の秀逸なアニメ化、とでも呼ぶべきもの。子どもが観る可能性も想定してなのか抑えめなスプラッター描写も個人的にありがたく、この時点で大層好みの映画だったのだけれど、想定外だったのはそのストーリーを更に際立たせてくれた主人公=水木の魅力。
彼のおかげで鬼太郎ミリしらの自分でも物語に没頭できた、というのは勿論、ポイントは水木が善性を持ちつつもあくまで中庸の一般人であったこと。だからこそ、本作は妖怪が裏にあると分かっていても最後まで展開が読めなかったし、終盤からは彼の身を切るような葛藤と克己に打ちのめされっぱなしで、とりわけエンドロールは演出の素晴らしさもあって思わず号泣。まさか自分が鬼太郎に泣かされる日が来ようとは……。
ゲ謎、水木の「彼自身は “自分より大切な存在” に出会えなかったけれど、だからこそ信じた友の “自分より大切な存在” を (さよさんの分まで) 命懸けで守る」っていう在り方が一番響いたかもしれない。決して英雄然とした人格じゃないからこそ、彼の等身大のヒーロー感に本物感があって……
— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2024年3月23日
Vシネクスト『キングオージャーVSドンブラザーズ』×『キングオージャーVSキョウリュウジャー』(4/27鑑賞)
非常~~~~に評価に困る作品、というのが本音。まず『VSドンブラザーズ』は尺の短さに目を瞑れば自分は概ね賛寄り。最も懸念していた「ドンブラメンバーがちゃんとキャラを保てているか」「あのトンチキだけど筋の通ったノリを再現できているか」という点については許容できる違和感で済んでいたし、猿原とジェラミーの絡みやソノイとタロウの再会など、見たかったものもしっかり楽しめた印象。が、それを台無しにしていくレベルでキツかったのが「子ども向け作品」を巡って激論を交わすはるか・ソノザ・リタ・ヒメノのくだり。ここまで「脚本家の顔が見える」シーンを自分は他に知らないよ……。
一方、今回の目玉と言えばやはりキョウリュウジャーの再集結。竜星涼氏演じる桐生ダイゴに加えてウッチーと弥生ら『キングオージャー』に (実質) 不参加だった三人が中心となってキングオージャーのミッシングリンクを埋めていく様は見ていて痛快だったし、最終決戦ではトリンたちスピリットレンジャーまで参戦、トリニティストレイザーを披露するなどファンサービスも抜群。……なのだけれど、こちらはこちらでウッチーがひたすら下げられてばかりだったり、ラストシーンが流石に悪趣味だったりとやはり一長一短。総じて「思ったよりは良かった」し、フル尺版が見たいと素直に思える作品だったものの、どうしても惜しさの残る作品になってしまったように思う。
グオVSも見てきた。2ヶ所くらい「お前ホント……ホントに……絶対に許さんからな……」ってなるポイントはあったけど、それ以外は思っていた以上に良かったので心理的には比較的晴れやか。フル尺版で見たかったな、と素直に思えて安心したよ……
— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2024年4月27日
『ゴジラxコング 新たなる帝国』(5/1鑑賞)
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『トラペジウム』(5/24鑑賞)
信頼のおける身内間でさえ賛否が真っ二つに割れていたため、これは自分自身の目で確かめなければ……と体調不良の身体を押して見に行った作品。結果、体調の悪化と引き換えにメンタルは大復活を遂げたのだけれど、その要因は三割が亀井美嘉のポニテ(凄まじい高得点、90/100点)、七割が東ゆうという人間を軸にしたそのストーリーだ。
そう、まず第一に東ゆうが面白かった。凄まじい情熱を原動力に、周囲の人々を自分の夢の踏み台として扱っていく彼女が堂々と「主人公」として駆ける様は非常に新鮮で、そのパワフルさや不自然なほどトントン拍子で進む物語にはどこか奇妙な痛快さがあった。彼女の計画が成功していけばいくほど、その積み木がいつ崩れるのかがどんどん楽しみになってしまう……という、「業を重ねていくキャラクターがどこで破滅するのかを見守る」という不謹慎でスリリングな楽しさがあったのだ。これもしかしてアイドル版の『白い巨塔』だったりする???
一方、前半が不自然だからこそ、中盤の破滅や後半の救済が際立つのも本作の魅力。丁寧に軋轢を積み重ねていった上で東西南北が崩壊する一連は、実録ベースのリアリティは勿論、台詞・作画に漲ったゆうの狂気もあって凄まじい説得力があったし、そんな彼女のエゴイスティックな在り方を「過ち」と断じた上で「彼女は確かに間違っていたけれど、それでもその歩みがみんなの世界を拓いた」「気付かないところで、誰かが誰かの憧れになっている」というささやかな希望を描いた後半には、そんな中盤の説得力がしっかりと引き継がれていたように思う。
確かに、ゆうの受ける罰が甘かったり、実録ベースにしてはオチがフィクションすぎたりと「恣意的な不自然さ」の一言では捌ききれない歪さを諸々抱えているのは事実だけれど、自分はそれ以上にこの作品の持つ独自の旨味や輝きに魅せられてしまった側の人間。あまりの賛否両論ぶりで近寄り難い作品になってしまった印象はあるけれど、この作品に対する「好き」をなるべく積極的に発信していきたいところだ。
体調は悪化したけどメンタルが完全復活した。歪だろうと何だろうと俺はこの作品が好き。 https://t.co/nXIt0vaTNy
— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2024年5月24日
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(5/27鑑賞)
こちらは劇場で観たものではなく再放送での初見なのだけれど、見終えた時の「これは劇場で見たかった」と「テレビで見るくらいがちょうどいいかも」がごっちゃになった気持ちが忘れられない作品だ。
というのも、本作のカギになるのは「黒」という色。自宅のテレビ画面で見るとどうしてもこの黒が (光の反射などのせいで) しっかり写らず、肝心なところで没入感を削がれてしまうことが多々あった。もしかすると、本作が実写岸辺露伴シリーズの映画化として抜擢されたのはそのことも一因だったりするのだろうか。勿論、一番の理由であろうルーヴル美術館ロケの迫力・説得力には凄まじいものがあったし、そこに馴染んでしまう高橋一生露伴、流石の存在感……!
が、前述の通り「テレビで見るくらいがちょうどいいかも」と感じてしまったのもまた事実。というのも、本作は (上質な作品、という前提の上で) 良くも悪くも「いつもの実写岸辺露伴」であり、畳み掛けるようなクライマックスだとか、劇場の音響を堪能できる壮大なシーンだとかがある訳ではない。……ので、映画だと身構えて臨んだ結果、些か肩透かしに感じてしまったのは否めないし、映画って難しいな……と思うなどした一作。
Vシネクスト『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』(6/12鑑賞)
予告の情報量がなさすぎることが逆に話題を呼んだり呼ばなかったりしていた『デカレンジャー』20周年記念作品にして、清々しいくらい「いつものデカレンジャー」な本作。ただ、それだけなら自分は上半期ベスト10にこの名前を挙げることはなかったと思う。
というのも、本作の黒幕であり、可愛らしい姿に擬態していたジウジッソ星人のマープルは「担当声優が福山潤」かつ「元ネタがウルトラシリーズ屈指の陰湿かつ残虐な宇宙人 (ゼラン星人と、その使役怪獣であるプルーマ) と、ウルトラシリーズで度々風刺性の強い作品を撮られる監督 (実相寺昭雄氏) 」といういっそ笑えてしまうほどの真っ黒ぶり。が、そんなマープルの正体が明かされるのはあくまで終盤であり、「マープルが黒であることが自明」であることが前提のシナリオにはなっている訳ではない。
そんなバレバレぶりに、良くも悪くも「普段通り」なテイストが加わった結果、本作は物語としてどうしてもパンチが弱い――ように見える。が、そんな分かりやすい黒幕=プルーマの存在はなんと見せ玉。本作のミソと言えるのはマープルとの駆け引きではなく、そんな「いつものデカレンジャー」の中に潜んでいる密かな違和感であり、その違和感の発生源とは「年齢を踏まえて、後輩の育成に本腰を入れていこうとするバン」の振る舞いだった。
刑事モノとしてのストーリーライン。各メンバーの特徴を活かしたテンポ良く痛快な捜査。登場する様々な異星人。シンプルなようで必ず一捻りがある謎解き……。本作はこれらの「デカレンジャーらしさ」を高い精度で再現しているが、それ故に「バンが火の玉として燃え上がっていない」という欠落が際立っている。その違和感が爆発するのは終盤、「ホージーの説得でバンが覚醒、自分自身でプレミアデカレッドに変身し、ディーソードベガと無茶苦茶な戦法でマープルを圧倒する」というクライマックスであり、この一連は、デカレンジャーを再現しつつその本質を問い直す「20thの真骨頂」と呼んで差し支えないだろう。20周年作品として高い完成度を誇っていた『アバレンジャー20th』同様、東映のアニバーサリー系作品にネガティブな印象を持っている方にこそ見て欲しい良編だ。
デカレン20thファイヤーボール・ブースター、
— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2024年6月12日
序盤ぼく「いつものデカレンジャーだ」
中盤ぼく「いつものデカレンジャーと高知県だ」
終盤ぼく「いつものデカレンジャーだァァァァァァ!?!?!?!?!?!?!?!?!?(スタンディングオベーション)」
って感じでとても良かったよ……
『Ultraman: Rising』(6/14鑑賞)
◤ #UltramanRising ◢#ウルトラマンライジング が世界大ヒット中✨
— 円谷プロダクション (@tsuburayaprod) 2024年6月26日
Netflix週間グローバルTOP10 (英語作品/映画)で2位🎉
さらに世界69の国と地域でTOP10入りしました!
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感想記事はこちら↓
『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』(6/15鑑賞)
フォロワー諸氏がオールタイムベスト級に挙げていることを受けて『ウマ娘』ミリしらで突撃した本作だけれど、史実がベースになっていることが信じられないほどドラマチックなストーリー、レースシーンの凄まじい作画、挿入歌をはじめとする演出のアツさと、あらゆる面で隙がない感嘆ものの一作。ラストのアイドルパートに困惑したり、ポッケVSフジ姐さんという激アツシチュエーションにドスケベ勝負服フジ姐さんのせいで集中しきれず悔しかったり……と色々あるにはあったけれど、そんな些細なことがどうでも良くなる程に楽しい鑑賞体験だった。これウマ娘履修済みだったら本当に「終わってた」んじゃなかろうか。いや、むしろこの作品で終わってみたかった……!!
ところで、そんな本作で自分に刺さったのは、アグネスタキオンでもフジ姐さんでもなく (彼女たちもメチャメチャ良かった……!!) ダンツちゃんことダンツフレーム。

引用:https://x.com/uma_musu_movie/status/1794292335272214806?t=jiHx7yRVt7crfPT2L3h-0w&s=19
確かに初めて見た時はポニテセンサーにビビッときたものの、彼女の髪型はポニテというよりハーフアップ。その認識を持ってからはさほど気にかかっていなかったのだけれど、中盤、ふと「彼女はポッケたち他のエース同期に比べて一歩退いた立ち位置にいる自分をどう思っているのだろう」と気になって、そこから例の覚醒シーンを見せ付けられて完全にやられてしまった。
一歩退いた立ち位置にいると誰より自覚していて、自信がなくて、悔しくて、努力して、追い付けなくて、それでも諦めることだけは決してない。朗らかで可愛らしいからこそ際立つ泥臭い情熱と芯の強さは応援せずにはいられない眩しさを放っていたし、だからこそ、そんな彼女がポッケとの一騎打ちで全てをかなぐり捨てて爆走、ポッケ同様次のステージに到達する姿や「私だって!!」という叫びには、アツさと感動と応援と緊張と祈りと、様々な気持ちが押し寄せてきてぐちゃぐちゃに泣かされてしまった。
ラストシーン、引退せずに復帰したアグネスタキオンたちと胸を張って並び立ってくれていて本当に嬉しかったし、今後もどうにかこうにか彼女の軌跡を他のコンテンツからも摂取してみたい。……できればスマホゲーム以外で……!!
【場面写真公開④!】
— 劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 (@uma_musu_movie) 2024年6月18日
劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』
場面写真を公開中!
第4弾は、 ❮ダンツフレーム❯🥕
優しい瞳の奥に芯の強さを秘め、レースでの勝利を決して諦めない姿から目が離せません👀
映画はまだまだ大ヒット公開中!映画館へいそげ💨#劇場版ウマ娘 #新時代の扉… pic.twitter.com/HXUIcqgZi3
『カラオケ行こ!』(6/16鑑賞)
公開当時、フォロワーが「綾野剛がエロい」「なぜ自分は綾野剛と付き合っていないのか」とうわごとのように呟き続けていたものの、それ以外の情報が全く入ってこなかったので「エロい綾野剛とカラオケでイチャつく話なんだろうな……」と思っていた本作、まさか本当にその通りの内容だとは思わなかったよ!!
そう、この映画……特にその前半は大半が「エロい綾野剛とカラオケに行く」シーンで占められている。色気がある、というか常に「湿っている」という独特のエロスを纏いながら、凄まじい勢いで『紅』を熱唱する綾野剛の面白さだけで元が取れたような気がしたのだけれど、そのような「前半で笑っていたくだり」が一つのテーマに収斂していく後半が本作の真骨頂。巻き戻しのできないビデオテープ。声変わりで失われる音域。ヤクザという存在や町のスナック。そして人の命。それらの不可逆性が露にする「繋がりの儚さ・愛しさ」を、主人公=聡実の『紅』が歌い上げるというクライマックスは、見事だとか巧いだとか、そんな一言では到底片付けられない程に圧倒的で美しいものだった。
……のに、そんな『紅』を死んだと思われた狂児が当たり前のように聞いていて「あれっ!?!?!?」となってしまうのが本作の油断できないところ。あの瞬間の困惑や「不可逆」を真っ向から覆してくれるラストの多幸感、間の取り方が絶妙な会話劇に、一貫してキレが凄まじいギャグシーンなど、終始振り回され続けるジェットコースターのような楽しさあっての本作であり、エンタメとしての完成度はまさに破格の一言。次回作があるなら是非映画館へ足を運びたいけれど、果たして……?
『ダンジョンズ&ドラゴンズ / アウトローたちの誇り』(6/22鑑賞)
こちらも公開当時同じフォロワーが周囲に猛プッシュしていたものの、公開当時は見ることができず『カラオケ行こ!』同様にNetflixでの後追い鑑賞となったもの。なぜ当時見に行かなかったのかと言われれば、理由は「目が悪すぎて字幕が読めない=吹替版しか見れないところ、早々に吹替版の上映が終わってしまっていた」ことと、所謂王道ファンタジーゲームに馴染みがないので、観たところで自分には刺さらないだろう……と思っていたこと。しかし、いざ観てみるとそんな予想は真っ向から覆されてしまった。
というのも、この作品の原作であるTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』は全てのRPGの元祖とも呼べる存在。そのため、本作に登場する要素は「王道ファンタジーゲーム」に馴染みがある人もそうでない人も、誰もがどこかで何となく知っている「ゲームあるある」……謂わば、ゲームそのもののパブリックイメージとして、今も様々な作品に息づいているものばかりなのだ。
だからこそ、ファンタジーやRPGに詳しくない自分でも本作の要素=前半のアイテムが後半で活きるという仕込みや、魔法や鏡による性質の異なるワープ、地下に広がる巨大ダンジョン、一時的に仲間になってくれる強力な助っ人……といった「ゲームあるある」を存分に楽しむことができたし、それらを彩る脚本も切れ味抜群の秀逸なもの (質問ゾンビや立ち去れないパラディンのようなギャグは勿論、個々のリアルな葛藤や「石板を誰に使うのか」というストーリーラインの魅せ方も見事……!) 。結果、本作は誇張抜きで「最初から最後までずっと面白い映画」になっていたように思うし、自分のように「刺さらなそう」と敬遠している人にこそ観てほしい万人向けの娯楽大作と言えるだろう。続編、みんなで観ような……!!
『ルックバック』(6/28鑑賞)
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まとめ
つらつらと時系列順に感想をまとめてみたけれど、これらに順位を付けるなら下記の通り。
#2024年上半期映画ベスト10
— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2024年7月1日
1.機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
2.ウマ娘 新時代の扉
3.Ultraman: Rising
4.鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ※
5.ゴジラxコング
6.劇場版 ポールプリンセス‼ ※
7.トラペジウム
8.ルックバック
9.ウルトラマンブレーザー THE MOVIE
10.デカレンジャー20th
※公開は2023年
映画館で観ていなかった作品はランキングから外したけれど、もし入れるなら『カラオケ行こ!』がUltraman: Risingの前後、『ダンジョンズ&ドラゴンズ / アウトローたちの誇り』が『トラペジウム』と『ルックバック』の間だろうか。どれもこれも面白かったので非常に順位に悩んでしまったし、たった半年でこんなにもたくさんの面白い映画と出会える今の映画界は本当に元気なんだな……と、映画をそれほど観ていないながらもしみじみしてしまう。ので、そんな映画界への応援も兼ねて、今日も映画館へ出向いて華金を満喫することにしたい。『数分間のエールを』行ってきま~~~す!!!!


