こがれんアーカイブ

特撮・アニメの感想記事を中心に、作品の魅力を日々発信中。

アニメ

感想『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』-「重力」が縛り付けるものと「肉体」の呪い

自分が『機動戦士ガンダム』をはじめとする、所謂「宇宙世紀」ガンダムシリーズに触れたのは学生時代のこと。当時の自分には、富野由悠季監督の「説明を廃し、生きた台詞とアニメーションでドラマを語る」描写――とりわけ「重力」を巡る概念論がどうにも難解…

現実における “対話” と『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』に託されたもの

2026年1月3日。月末に公開を控えた『閃光のハサウェイ』第2章を盛り上げる企画の一つとして、歴代ガンダムシリーズの劇場用作品のリバイバル上映が行われることに。そのプログラムの中に、終生オールタイムベスト映画である『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A w…

ひとくち感想『劇場版 ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』- まさかの本格SFが描き出す「ゾンビランドサガ」の本質。それと山田たえ。

「宇宙人の襲撃で佐賀が吹っ飛ぶ」というとんでもない幕引きだったTVアニメ第2期『ゾンビランドサガ リベンジ』から4年。『ゾンビランドサガ』が映画になって帰ってきた。 佐賀のご当地アイドルで「宇宙」と「万博」というテーマにはやや不安を感じてもいた…

感想『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!- 』- 怒涛のクロスオーバーで魅せる奇跡のステージと “想い出” との再会〈ネタバレあり〉

奇遇なことに、自分は『アイカツ!』を観始めたのも『プリパラ』に出会ったのも同じ2024年。その時は、まさかこんなことになるだなんて思ってもみなかった。 ˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚. 今秋全国劇場公開決定!.˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚.『アイカツ!×プリパラ THE MO…

感想『プリパラ』~『アイドルランドプリパラ』- み~んなトモダチ!み~んなアイドル!楽園の想い出が導く明日への一歩

大学時代から付き合いのある先輩のプッシュ、X (旧:Twitter) のフォロワーと共に足を運んだ大プリパラ展、2025年10月10日公開の『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!- 』。それら様々な要因が重なって、2025年5月、遂に『プリパラ』を観始めた…

感想『映画 キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』- わんぷりとキミプリを繋ぎ、アイドルとプリキュアを繋ぐ希代の傑作

公開初日に鑑賞した『オールスターズF』『映画 わんだふるぷりきゅあ!』に対し、今回の『映画 キミとアイドルプリキュア♪』は、公開から1週間以上も経った9月23日の鑑賞となった。 昨年の『映画わんぷり』や現在放送中の『キミプリ』本編があまりしっくり来…

感想『KING OF PRISM -Your Endless Call- み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ』- プリティーボーイズミリしらでも楽しめるメガ盛りエンタメ!それとウシミツ。

何事においても「前置き」は重要だ。漫画でもアニメでも掴みが肝心だし、アイサツの大事さは古事記にも書いてある。 けれど、今回ばかりは前置きを省かせてほしい。『KING OF PRISM-Your Endless Call-み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ』鑑賞後のこのよ…

感想『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』- 現実に ”奇跡” は起こるのか。想いのバトンが紡ぐ「必然」の軌跡

最近、『ウマ娘 プリティーダービー』にじわじわとハマり始めている。 kogalent.hatenablog.com そもそもの始まりは、2024年公開の『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』を観たこと。ウマ娘というコンテンツはもちろん、競馬という文化もミリしら…

感想『アイカツスターズ!』100話 (最終回) - アイカツ!シリーズに胸を張れるように。虹野ゆめの問いかけと “わたしたち” のスタートライン!

2022年、11月3日。 『アイカツスターズ!』見始めました。そしてツナ缶さんの『ウルトラマンダイナ』視聴開始を見届けました。初見感想交換会という斬新すぎる会、楽しすぎたな……。— 虎賀れんと (@Le_Soya) 2022年11月3日 2023年、10月21日。 『アイカツスタ…

感想『アイカツ!10th STORY ~未来へのSTARWAY~』- 10年を繋ぐ架け橋は ”ここまで来られた” 私たちと「氷の森」との分水嶺

アニバーサリー作品が一大文化として定着した昨今、様々な作品で「視聴者にシリーズとの思い出を追体験させる」シチュエーションが描かれてきた。直近では、視聴者の思い出を作劇に直結させた傑作『映画 プリキュアオールスターズF』が記憶に新しく、自分は…

感想『アイカツプラネット!』-「実写×アニメ」で描き出すアイカツ!の王道と “自分らしさ” が向かう場所

『アイカツプラネット!』を視聴する上で、不安が全くないわけではなかった。作品のクオリティに不安があったわけでも「実写パートがあるなんてアイカツ!じゃない!」などという老害めいた考えがあったわけでもない。現実のアイドルにろくに触れたことがな…

〈感想〉“ベストシーン10選” で振り返る『アイカツ!』後編 - 3~4年目 (あかり編) + あかりGeneration 10周年記念イベント『キラッキラ!』

「アイカツスターズ!が好きなら、あかりGenerationにハマるはず」……という先輩方の言葉を胸に『アイカツ!』を観始めてから半年後、2024年12月15日。自分は無事「あかりGeneration 10周年記念イベント『キラッキラ!』」をオンライン視聴しながら叫び狂って…

〈感想〉“ベストシーン10選” で振り返る『アイカツ!』前編 - 1~2年目 (いちご編) + 劇場版

皆さん、「幸せ」噛み締めてますか。『劇場版アイカツ!』メモリアルアンコールの鑑賞帰りで電車に揺られている今、自分は「アイカツ!シリーズが好き」と言える幸せをしみじみと噛み締めています。 kogalent.hatenablog.com 『アイカツスターズ!』にドハマ…

感想『アイカツオンパレード!』- 稀代のクロスオーバー作品を駆け抜けた主人公 “姫石らき” とは何者だったのか

幼い頃から、根っからの「クロスオーバー」オタクだった。 理由は今もよく分かっていないのだけれど、『スーパーヒーロー作戦』『仮面ライダー 正義の系譜』『ウルトラマンメビウス』『SDガンダム G GENERATION NEO』……と、クロスオーバー要素のあるオールタ…

感想『アイカツフレンズ!』- 歪で不器用、愚直で誠実。だからこそ愛したい “トモダチカラの軌跡”

世の中には「感想に困る作品」というカテゴリーがある。難解なあまり「感想を言えるほどの理解」に至れないもの、触れ辛い事情が察せられるもの、好きな点も合わない点もあるため気持ちの整理が難しいもの……。長文感想オタクである自分にとって、それらは乗…

平成・ニュージェネの原点! “アニメならでは” 満載の傑作『ザ☆ウルトラマン』のすすめ

令和という元号が馴染んで久しい2024年、夏。一時はシリーズ終了まで噂されていたことが嘘のように、ウルトラマンたちは世界中でパワフルな活躍を見せてくれている。 テレビでは最新作『ウルトラマンアーク』が放送中で、Netflixでは独占配信の映画作品『Ult…

【開設4周年】書きたいけど書けなかった! “お蔵入り記事” 大供養スペシャル

「9月13日」と言えば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。 特撮オタクとしては、真っ先に「カイザの日」と言いたいところなのだけれど、今日2024年9月13日とは、当ブログ『れんとのオタ活アーカイブ』の4周年記念日!そして、本記事はその137本目……!! …

〈感想〉超絶感動傑作煌めきアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』が面白すぎた。

数年前、プリティーシリーズのプの字も知らなかった自分は、正直『KING OF PRISM』を十分に楽しむことができなかった。 プリズムジャンプとは何なのか。なんで尻からハチミツが出るのか。なんで自分で召喚した列車で旅立つのか。なんで赤い糸で縛られて絶頂…

ブログを続けてきた自分と、小説が書けない自分と、『数分間のエールを』

『数分間のエールを』を観て、泣いて、感動して、それらとは別の何か複雑な気持ちに突き動かされて、今こうしてスマホの画面を叩いている。 先に言っておくと、『数分間のエールを』超傑作でした。独特な質感のCGアニメには困惑もあったけれど、「前半の演出…

『ルックバック』が刺さらなかった理由を自分に問い詰めてみた。

※以下、劇場アニメ『ルックバック』のネタバレが含まれます、ご注意ください※ ぼく (理性) 「『ルックバック』前情報なしで観れて良かった。“描き続ける” っていうキャッチフレーズが胸に染みるよ、京本が藤野を追いかけているようで、その実ずっと後ろを見…

感想『Ultraman: Rising』+『ULTRAMAN (SEASON 1~FINAL) 』- Netflixが送り出す、新時代のウルトラサーガに願いを込めて〈ネタバレあり〉

サブスクを極力増やしたくない自分だけれど、今回ばかりは抗えなかった。入ったのは天下のNetflix、お目当ては2024年6月14日に全世界同時配信されたウルトラシリーズ最新映画『Ultraman: Rising』だ。 とはいえ、前情報の段階では『Ultraman: Rising』にそこ…

感想『進撃の巨人 The Final Season』- エレン・イェーガーが未来に遺したもの、私たちに刻み付けたもの

※以下、漫画・アニメ『進撃の巨人』のネタバレが大量に含まれます、ご注意ください※ 2023年11月に始まり、その約半年後=2024年4月7日に終わりを迎えた『進撃の巨人 』視聴マラソン。半年間に凝縮された壮絶な旅のゴールで自分が真っ先に抱いたのは「喪失感」…

総括感想『プリティーリズム・レインボーライブ』- 雨上がりの空を七色に照らす、プリズムショーの進化とりんねからの “贈り物”

時に2023年12月30日。『アイカツスターズ!』の余韻に浸りつつ、『進撃の巨人』初見マラソンをひた走る筆者のもとに、あるメッセージが届いた。 「プリティーリズムレインボーライブ10周年展が3/1からあるのですが、それまでになんとかなりませんか?」 『プ…

こんな安心、感じたくなかった。-『進撃の巨人』第67話によせて

SNSでは憚られるので、ここで『進撃の巨人』第67話についてのやりきれない思いを思い切り書かせてほしい。 ※以下、アニメ『進撃の巨人』第67話についてのネタバレが含まれます、ご注意ください※ 第67話 凶弾 梶裕貴 Amazon サシャが死んだ。 ガビを止めよう…

感想『進撃の巨人 Season 1~3』- 心臓を捧げよ! 予想を裏切り、期待を越える “選択” と “代償” のヒストリア

言わずと知れた大人気作品『進撃の巨人』に触れないオタク人生を過ごしてきた。理由は簡単、巨人たちのビジュアルやクセの強い画風を見て、なんとなく「自分には合わないだろう」と思っていたからだ。 今振り返ると、そんな自分の先入観と偏見に「馬鹿だなぁ…

最強の力で “反戦” を描く異色のガンダム -『機動新世紀ガンダムX』のすすめ

世界的な情勢の悪化もあって「戦争を題材にした作品」の扱いに一層の配慮が求められるようになった昨今、それでも世界には戦争を描いたフィクションが生まれ続け、エンターテインメントと共に「戦争の悲惨さ」や「相互理解」というテーマを訴え続けてきた。…

感想『劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』- 20年越しの “回答” と怒涛のファンサービスで紡がれる、納得の「SEED」完結編〈ネタバレあり〉

今からちょうど20年前。小学生中学年の自分にとって初めての “リアルタイム” ガンダム作品、それが『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』だった。 【メーカー特典あり】機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション HDリマスター Blu-ray(2商品連動購…

感想『アイカツスターズ! 99話』 白鳥ひめという偶像、桜庭ローラというライバル。“ふたりの忘れ物” が導く、それぞれの原点と未来図

それは、3ヶ月前のことだった。 ……ところで、これで決勝トーナメントの面々はほぼ確定になったと見ていいのか……? 四ツ星から2人ならゆめと真昼、となるとヴィーナスアーク側はエルザとレイ……? 突然ひめ先輩が銀河のドレスとか持ち出して参戦して全部木っ端…

感想『アイカツスターズ! 98話』 心に従い次代を拓く「ゆずっとリリィ☆」の輝きと「フレンズ」の萌芽

『アイカツスターズ!』が放送されたのは2016年4月~2018年3月。自分が同作を視聴したのは2022年11月~2023年10月。これだけの時間差があるのに、なぜか市場にはアイカツスターズ!縁の新製品が溢れており、その一つがこちらの「アイカツスターズ!キャラナ…

感想『アイカツスターズ! 97話』 さらばヴィーナスアーク! 物語を経て完成する、エルザたちの絆と「Bon Bon Voyage!」

『アイカツスターズ!』96話を見てBlu-ray BOXを購入したことは前回の記事に書いた通りだけれど、よもや再生開始コンマ数秒で泣きそうになってしまうなどとは、この異常長文執筆末期成人オタク男性の目を持ってしても読めなかった。 いい感じのBlu-rayケース…