こがれんアーカイブ

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【感想】最高のライブ『ALL AIKATSU! ROCKFES. MO-IKKAI!!』が見せてくれた「アイカツスターズ!10周年」へのプレゼントたち

2025年8月に行われたトンデモ公演こと『ALL AIKATSU! ROCKFES.』。自分は都合が付かず配信での鑑賞となったので、第2回公演はどうにか行きたいな……と思っていたら、その第2回公演こと『ALL AIKATSU! ROCKFES. MO-IKKAI!!』にせなさん、りささんの登壇が決定したので「是が非でも行かなければならない」にランクアップ。2026年初の公演でこの2名の登壇、何かしらの『アイカツスターズ!』10周年事案があるのは火を見るより明らかだった。 

そして迎えた当日。案の定待ち受けていたのはとてつもないアイカツスターズ!10周年事案たち。セットリストすべてに触れたいのは山々なのだけれど、そうしてしまうといくら時間があっても足りないので、今回は『ALL AIKATSU! ROCKFES. MO-IKKAI!!』のうち、主に今回の公演で追加された「スターズ!事案」たちを書き留めておきたい。

 

《目次》

 

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はじめに - スターズ!以外もとんでもなかったんですよ今回のライブ

 

いきなり話が逸れるけれども、今回のライブはスターズ関連以外もそれはもうとんでもないセットリストだった。

 

 

もーいっかい、という名前やゲストの追加から、今回のライブは「前回のものにゲスト縁の楽曲を加えたバージョン」なのかと思っていたのだけれど、実際はゲスト縁のパートを除いても大幅な変更が行われており「ほぼ別物」とさえ呼べるものに仕上がっていた。 

前回は『氷の森』だったわかさんの中盤での歌唱が、なんとアイカツ!のライブでは2018年以来となる『輝きのエチュード』に変わっていたり、りえさんの『チュチュ・バレリーナ』や前回から待望されていた『絆~シンクロハーモニー~』が披露されたり……。その上で、ゲストであるせなさん・りささんの参加によって『硝子ドール ~スミレ&エルザ&ビート ver.~』に『ハッピィクレッシェンド~セイラ&ユウ ver.~』というとんでもない楽曲が叩き込まれることになった。中でも、『キラッキラ!』で新楽曲『ワタシナビゲイト→』を得た服部ユウことせなさんが、今度はなんと服部観光の制服モチーフの新スクールドレスを引っ提げてきた際には会場で大きな歓声が上がっていた。服部ユウ、なんて愛されぶり……!!

 

 

アイカツアカデミー!配信部ことエリオントの4人は前回同様オープニングアクトを担当。デミカツ屈指の人気楽曲である『Peek-A-Boo‼』『HAPPY REFLECTION』を連続で披露し会場を湧かせていたけれど、ライブ本編でも「デミカツ」要素は大きく取り上げられ、なんと今回はアンコール曲その1として『満開!エリオント』が「全員歌唱バージョン」で歌われるという特大のサプライズがあり、りささんからは「憧れや夢じゃ終われない」という歌詞に感銘を受けたというコメントも。エリオントのアイカツ!、届いてるよ……!!

 

HAPPY REFLECTION

HAPPY REFLECTION

  • provided courtesy of iTunes

 

Bon Bon Voyage! ~ゆめ&エルザ ver.~

 

お馴染み(というには火力がとてつもないけれど)のオープニングこと、全員歌唱SHINING LINE*とアイカツフレンズ!を経て鳴り出したのはオタクが親の声より聞いたイントロ。なんとアイカツスターズ!2年目前期EDこと『Bon Bon Voyage!』、それもせなさんとりささんによる『Bon Bon Voyage! ~ゆめ&エルザ ver.~』というとんでもない爆弾が開幕早々放り込まれたのである。 

オンパレード!を含めても四ツ星学園の面々とステージに立つことのなかったエルザが、ゆめと並んでこの歌を唄うのはまるでアイカツスターズ!第101話。まして、歌うのが第97話ではエルザと仲間たちの新たな船出を飾っていたBon Bon Voyage!というからファンとしてはたまったものじゃなかった。確執を乗り越え、ゆめをライバルとして認めたネオ・ヴィーナスアーク代表エルザ フォルテの新しいスタートライン!……!!

 

Bon Bon Voyage!

Bon Bon Voyage!

  • りさ/みほ from AIKATSU☆STARS!
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

POPCORN DREAMING♪ ~ゆめ&ローラ&さくや&かぐや ver.~

 

せなさんとりえさんが揃うなら……と期待されていたスターズ!屈指のゆめロラ曲ことPOPCORN DREAMING♪。しかしこの歌はアイカツ!シリーズ10周年アルバムでゆずっとリリィ☆が歌っているなど、公式からはゆめロラを飛び越えて「強火の関係性に歌わせるデカ感情ソング」として扱われている節があった。と思ってたら新規事案が追加されちゃったよ!! 

ゆめとローラの隣でPOPCORN DREAMING♪を見事歌い上げていたのはなんと白百合姉妹の2人。この2人のクソデカ感情は誰もが認めるところだし、思えばこの2人もゆめロラ同様「未来のための離別」を選んだ関係性だったりする。偶然、必然……ってコト!?

 

POPCORN DREAMING♪ ~ゆず & リリィ ver.~

POPCORN DREAMING♪ ~ゆず & リリィ ver.~

  • かな & ななせ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

裸足のルネサンス ~レイ&エルザ ver.~

 

アイカツ!シリーズ10周年アルバムに収録されて話題を呼び、ライブで一度だけ披露され更に話題を呼んだあの楽曲が帰ってきてしまった。あまりにも「画」が強すぎるのはもちろん、個人的に嬉しかったのは「エルザとレイのステージ」をこの目で観れたことそのもの。 

というのも、第83話『リリィと王子様』において、レイは「ユニットで行うアイカツの幸せをいつかエルザと分かち合いたい」と語っていた。それは第97話で実現するし4人での「パーフェクトなステージ」は涙なしには観られなかったのだけれど、それはそれとして言葉尻やストーリーから「エルザとレイのステージ」を期待していなかったといえば嘘になるし、そんな待望のifをこの目で観れたのだから感無量というほかない訳で。エルレイ万歳!!

 

裸足のルネサンス ~エルザ & レイ ver.~

裸足のルネサンス ~エルザ & レイ ver.~

  • Risa & りえ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

The only sun light 

 

自分は、アイカツ!のライブ現地参戦が2023年末の『Resound Stars!―星々のクリスマス―』昼公演以来になるのだけれど、このライブの夜公演ではなんとアルバム未収録の『The only sun light』がサプライズ披露されたのだという。今回のライブでその雪辱がようやく晴れた……という経緯を自分でも途中まで忘れてしまうくらいには圧巻のステージだった。歌唱はもちろん、その佇まいから溢れる優美さ、もとい「貫禄」がまさしくエルザそのものだったのだ。 

また、後述のある楽曲とこのThe only sun lightだけはクロスオーバーを行わずソロ歌唱だったのもファンとしては嬉しいポイント。他の楽曲ならクロスオーバーなんてあるだけイイ! のスタンスだけれど、なにせこの2曲は『スターズ!』という作品にとって大きすぎるもの。映像は第86話だったけれど、自分の中ではやはり第96話が再生されてしまったし、対を成す「あの歌」の披露はほぼ確。その期待に応えるかのように、壇上に上がったのはせなさん――とななせさんであり、披露されたのはまさかまさかの楽曲だった。

 

The only sun light

The only sun light

  • Risa
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

Jewel Star Friendship☆ ~ゆめ&ツバサ ver.~

 

今回のセトリの中でも特に際立ってスペシャルだったのがこの『Jewel Star Friendship☆』。フォトカツ楽曲という都合上披露された機会が少ないと聞くし、その楽曲がこのオールアイカツ!ブランドのライブで披露されるだなんて一体誰に予想できただろうか。 

しかも、その歌唱はなんと「S4服の」ななせさんとせなさん。つまり、第25代S4と第26代S4が共にステージに立つという本編ではあり得ない/ライブならではの夢の共演になっており、歌うのがepisode SoloのアンサーソングでもあるJewel Star Friendship☆となれば、これはもう第92話『私たちのエピソード ソロ』のアナザーと言っても過言ではないかもしれない。ひめツバに第3話とスターズ!文脈がごった返した一生に一度レベルの極レアステージ、しかと胸に焼き付けましたわ……!

 

Jewel Star Friendship☆

Jewel Star Friendship☆

  • るか, ななせ, かな & みほ
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

ヒラリ/ヒトリ/キラリ ~いちご&あおい&ツバサ ver.~

 

大好きなヒラリ/ヒトリ/キラリのイントロが流れ出した時点でブチ上がったのは言わずもがな、目を疑ったのはそれを歌うのがわかさん、ふうりさん、ななせさんであること。 

この時のふうりさんはあおいの衣装、ななせさんはS4服だったので『ヒラリ/ヒトリ/キラリ ~いちご&あおい&ツバサ ver.~』ということになるのだけれど、いちごとあおいの横にツバサが並ぶとなると、どうあっても連想してしまうのはオタク(デカ主語)が口を揃えて言っている「如月ツバサはいちごの声帯、あおいの髪色、蘭の性格を兼ね備えたソレイユのフュージョン体」という言説。え、コレってもしかして公式からの「そうだよ」ってこと!? 

ちなみに、なぜ選曲が『ヒラリ/ヒトリ/キラリ』だったのかについては、おそらく同楽曲の人気やロックバンドとの親和性だけでなく、歌詞に「星」の要素が色濃く表れていることが理由だと思う。粋なことしてくれるじゃないですか……!!

 

ヒラリ/ヒトリ/キラリ

ヒラリ/ヒトリ/キラリ

  • わか・ふうり・すなお・れみ・もえ・えり・ゆな・りすこ from STAR☆ANIS
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

MUSIC of DREAM!!!

 

アイカツ!楽曲で『MUSIC of DREAM!!!』が一番好きな自分としては、これが歌われるかもしれないという時点でこのライブに絶対に行かなければならなかったし、2026年という年にこの曲を生で聴けたことはまさに一生の宝物。 

しかも、当然ながらこの楽曲を歌うのは10年目のせなさん。当時とはケタ違いの歌唱力を持つ「進化した虹野ゆめ」のMUSIC of DREAM!!!を聴けるなんてそうそうある機会じゃないし、元の曲調が曲調だけにロックバンドとの相性も抜群。更に、現地なのでクライマックスの「La La La La La 」を歌えたのも大きすぎる感動ポイント。あの瞬間、LINE CUBE SHIBUYAは間違いなくアイカツスターズ!第85話ないし第96話だったし、みんなで輝く!を目の当たりにできたことで文字通り泣き崩れるしかなかった。自分、アイカツスターズ!が大ッッッ好きです……!!

 

MUSIC of DREAM!!! 〜ゆめ ver.〜

MUSIC of DREAM!!! 〜ゆめ ver.〜

  • せな from AIKATSU☆STARS!
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

アイカツ☆ステップ!(全員歌唱)

 

一旦の閉幕、そしてアンコール一発目の『満開!エリオント』を経て、本ライブのフィナーレを飾ったのはなんと『アイカツ☆ステップ!』 

ラストをこの楽曲が飾ったらそれはもうアイカツスターズ!最終回であるし、気のせいかもしれないけれどななせさんから一瞬だけ七倉の波動を感じたりもした。そもそも、前回のラスト楽曲が『アリスブルーのキス』という特別枠だったことを踏まえると、このアイカツ☆ステップ!はやはり「スターズ!10周年」に贈られる祝辞のようなものだったのだと思う。 

今年はアイカツスターズ!10周年だけれど、いちご世代やあかりGenerationのようにちゃんと祝われるのかはまだ確信が持てない状況。そんな中で、このように明確な「スターズ!10周年」を打ち出してくれたのはファンとしてまさに感無量。最後の最後で特大のご褒美を頂いた気分だった。幸せそうにこの歌を唄われる皆さんが本当に素敵で……!

 

アイカツ☆ステップ! 〜ゆめ & ローラ & あこ & 真昼 ver.〜

アイカツ☆ステップ! 〜ゆめ & ローラ & あこ & 真昼 ver.〜

  • せな・りえ・みき・かな from AIKATSU☆STARS!
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

2026年のアイカツ!

 

このように、なんだかとてつもないボリュームで『アイカツスターズ!』10周年を祝ってくれた『ALL AIKATSU! ROCKFES. MO-IKKAI!!』。そうなるとここから続く未来に期待せずにはいられないのだけれど、アイカツ!界はスターズ!10周年以前に様々なイベントでごった返しているようだった。

 

 

2月にアイカツプラネット!5周年イベント、3月にエリオントのプレミアムLIVEとアイカツ!×プリパラの合同ライブ、そして5月にはオケカツ!があり、6月には大型バンドライブと、どうやらアイカツ!シリーズは自分の想像を越える勢いで元気一杯らしい。 

その先に控えているであろうスターズ!10周年の何かしらを思うと主に自分の懐事情が気になってしまうけれど、アイカツ!に生き甲斐を貰えるとあればなんのその。このシリーズに大恩あるオタクとして、できる限りこれらのイベントに足を運んでいきたい。 

ありがとうアイカツ!。ありがとう、ALL AIKATSU! ROCKFES. MO-IKKAI!!……!!