こがれんアーカイブ

ウルトラシリーズとアニメが中心の長文感想ブログ。アイカツスターズ!実質全話感想も執筆中!

ディズニーミリしら成人男性 in 東京ディズニーシー、美味しいグルメと “推しとのツーショット” に崩れ落ちる

~これまでのあらすじ~

 

友人たちと20年ぶりにディズニーランドを訪れた結果、感動しすぎて10000字の感想文を書いた。

 

kogalent.hatenablog.com

 

それから約一年後の2024年7月31日、様々な紆余曲折 (某ウイルスに感染しないようにと祈りすぎた結果ストレス性胃腸炎寸前に陥ったり、アイカツスターズ!を見たらその胃腸炎もどきが治ったり) を経て、筆者は再び舞浜を訪れていた。目的は勿論東京ディズニーシー」!

 

 

ディズニーシーは20年間ご無沙汰だったディズニーランドに比べて訪れる機会が多く、比較的記憶も鮮明。色々と衝撃的だった前回を踏まえるとややハードルが上がってしまっていた――のだけれど、ところがどっこい杞憂も杞憂。今回のディズニーシーは、そんなこれまでの訪問とも前回のディズニーランドとも、なんならこれまで訪れたどの遊園地とも異なる未知のテーマパーク体験になっていた。 今回は、そんなディズニーシー探訪記、もとい「グルメとグリーティングの旅 in ディズニーシー」について書き残していきたい。

 

《目次》

 

ディズニーシー雑感 - 園内編

 

前回のディズニーランド探訪における発見の一つが、園内に配された「現実感を廃するこだわり」の数々。園外の風景を隠したり、目に見える景観から極力日本語を廃していたり、ひいては1デーパスポートというシステムそのものだったり……と、ディズニーランドは様々な工夫のおかげで初めて「異世界」たり得るんだなと、20年越しの納得と感動を得ることができた。 

して、そんな創意工夫はディズニーシーでも健在。前述のような工夫がしっかりと共有されているだけでもニコニコしてしまったのだけれど、一方で、園内の雰囲気にはどこかディズニーランドとは違う感覚 (ある種違和感のようなもの) もあった。歩きながら段々と分かっていったそれは、おそらく異世界」のディズニーランドに対し、「異国」のディズニーシー、という方向性の違いだろう。 

というのも、トゥモローランドトゥーンタウンといったエリアやイッツ・ア・スモールワールドなどのアトラクションに代表されるように、ディズニーランドは比較的「異世界に入り込む」という色が強いテーマパークだ。 

一方、ディズニーシーはそのような「異世界感」は抑え目で、代わりにプッシュされているのが豊かな異国情緒。アトラクションもセンター・オブ・ジ・アースやタワー・オブ・テラーなど、ファンタジーでこそあれ「ギリギリ我々の世界の延長にある」世界観を持ったものが多く、その感覚は異世界探訪というよりも「海外旅行」のそれに近いのかもしれない。国内にいながらできる海外旅行、お得すぎるのでは……???


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(ディズニーランドの異世界感とはまた違った魅力が詰まった風景の数々。自分は海外旅行に行ったことがないので、これらの景色一つ一つに大興奮だった)

 

また、ディズニーシーといえばその華やかな「水の都」ぶりも欠かせないところ。


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実際に水の都と呼ばれているヴェネツィアをモチーフにしたエリア「メディテレニアンハーバー (上記写真) 」があるように、ディズニーシーは園内の大半のエリアで「見渡せばどこかしらに水がある」という、テーマパークとしては極めて異質な構造になっている。その構造が、爽やかな景観や涼やかな空気感といった数々の魅力を生み出しているのは言うまでもないだろうけれど、ここで特筆すべきは「水の魅せ方が各エリアごとに異なっている」というその凝りっぷり!   

前述のメディテレニアンハーバーは運河、アメリカンウォーターフロントは漁村、ポートディスカバリーは科学の水都、ミステリアスアイランドは地下水脈、そして新エリアのファンタジースプリングスは魔法の泉……。水がテーマのエリア、というのは同じながら、それでも各所の個性が強く印象付けられるのは、このように個々の「水の魅せ方」が全く異なっているからなのだろうし、自分のような内陸の都会で暮らしている人間はそんな各エリアを巡っているだけで楽しくてしょうがなかった。やるじゃん、ディズニーシー……!!


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(今回撮った風景写真の暫定ベスト。水が多いと空や太陽も映えるので写真写りが良い……!)

 

ディズニーシー雑感 - アトラクション編

 

続いては、ディズニーリゾートのメインコンテンツことアトラクション! 今回は主目的が別にあったので「アトラクションはそこまで乗れないだろう」と思っていたのだけれど、同行してくれた有識者たちのおかげで五つものアトラクションに乗ることができた。凄いぜ有識者……!

 

 

その中で、今回新たな発見があったのがレイジングスピリッツとセンター・オブ・ジ・アース。この二つは以前にも乗ったことがあったのだけれど、久しぶりに乗ったことで改めて気付かされたのは「景色の良さを楽しむアトラクション」としての価値の大きさ! 

この二つは、いずれも最高到達点で園内を一望できるアトラクションなのだけれど、 異なる世界が渾然一体となったディズニーランドを一望した時とはまた異なる「様々なエッセンスが “水” で繋がっている」ディズニーシーの絶景ぶりは一瞬ながら凄まじかった。 

昼はレイジングスピリッツ、夜はセンター・オブ・ジ・アースに乗ったことで、昼夜それぞれのディズニーシーを味わえたのもたまらなかったし、それはそれとして、レイジングスピリッツで後ろの席から聞こえてくる「痛ェーーッ!!」という謎の悲鳴(アクセサリーのせいでダメージを受ける友人の悲鳴だった)と、色々あって両手を離して乗ることになったセンター・オブ・ジ・アースが想像の10倍くらい怖かったこともとても印象的な体験になった。良い子のみんなはちゃんとバーを掴もうね!!

 

 

そんな今回のアトラクションの中でも一際印象的……もとい衝撃を受けたのが、こちらの『ピーターパンのネバーランドアドベンチャー 』。 

このアトラクションは「整理券を取らなければ入れず、一度出るとその整理券が無効になる」という、テーマパークの一区画らしからぬ新エリア・ファンタジースプリングスの看板で、その内容はというと、さしずめ「ライドアトラクション版のスター・ツアーズ」あるいは「周囲がスクリーンになっているカートゥーンスピン」のようなもの。空や海上をピーターパンらと共に飛び回る感覚を「ライドアトラクション」と「その動きとシンクロする3Dムービー」によって楽しめる、没入感・臨場感満載の新感覚アトラクションだ。 

言葉にすると「そんなに新感覚か……?」と思われるかもしれないけれど、これが中々どうして凄まじく、「空から落下するシーン」では (垂直落下しているハズがないのに) スプラッシュマウンテンクラスの浮遊感を感じさせられたほど。ともすれば「ディズニーリゾート産アトラクションの集大成」と言っても過言ではないかもしれない。 

例によって細かな知識は不要、自分のようなピーターパンミリしらマンでも楽しめるように作られているので、今後もディズニーシーに行った際は是非訪れたいところ。ファンタジースプリングスに入り、かつ上手いこと優先券を取れれば、の話だけれど……。

 


グルメレポート in ディズニーシー

 

先程、アトラクションの項で「主目的は別にある」と言ったけれど、その主目的とは他でもない「フード&ドリンク」! 

「遊園地にフード&ドリンク目的で行く」と書くと中々クレイジーだし、数年前の自分だったら正気を疑うかキレ散らかすかしてしまうと思う。けれどディズニーリゾートは訳が違う。文字通り「別格」なのだ。

 

 

自分にそう思わせた一番の要因がこちらのチュロス。幼少期に食べて感動して以来これを越えるチュロスに出会えず「ひょっとしたら思い出補正だったのかも」という危惧が芽生えたりもしたけれど、前回のディズニーランドで食べてみたチュロスがま~~~美味しかった。特濃の味付けも絶妙のカリカリ感も記憶のままで、ポップコーンなど他のメニュー共々、自分に「ディズニーリゾートのメシは『美味い』」という事実をこれでもかと刻み付けてくれた。 

……そうと分かればッ!!! ディズニーシーの「美味いもん」堪能せずにはいられないッ!!!!!!

 

出撃

出撃

 

① ルックアウト・クックアウト

 

最初に訪れたのは、ファンタジースプリングス内のレストランで「ロストキッズたちが料理を振る舞ってくれる」というコンセプトのレストラン『ルックアウト・クックアウト』。


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看板メニューの一つ「ロストキッズスナックボックス(レモンティーチキン)」は、見ての通り「子どもが自分の好きなものを好きなように放り込んだ」という、謂わばディズニーリゾート流のお子さまランチ。お子さまランチが嫌いな大人はいねェ!(若干の矛盾) 

その内容はというと、チキンに「シュークリームのクリーム抜き」としか言いようのないバゲット、モチモチした磯辺揚げのような何か、バナナチップスに海老チップス……とまさに無茶苦茶、味もそれなりだったけど、この圧倒的な「ロストキッズが作りそう」感とお子さまランチ感がたまらない一品だ。 

一方、まさに王道な美味しさだったのが「ルックアウトブラウニー」と「ピクシーダストソーダ (キウイ) 」。特に後者はキウイシロッブとC.C.レモンを混ぜたような、一見ひどく酸っぱそうながらその実非常に上品な味わいで、厳しい暑さもあって無限に飲めてしまいそうな傑作ドリンクだった。(お値段合計2200円)

 

 

② ホライズンベイ・レストラン

 

お次はポートディスカバリーにある『ホライズンベイ・レストラン』。時刻はちょうど正午を回った辺りで、休憩も兼ねて入ったお店だ。その目的は「スパークリングドリンクナタデココ&フルーツ)」!


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自分はナタデココが大好物で、その上気候は灼熱地獄。飲む前から勝ち確のような状況だったのだけれど、いざ飲んだらその美味さは想像以上。というのもこのドリンク、ナタデココとフルーツ (いちご) の量が尋常でないのだ。 

この手のドリンクは往々にしてナタデココの量が少ない上に食べ辛い、ひどい時には「食べ辛さで量を誤魔化している」ものさえあるけれど、食べ物に妥協などしないのが我らがディズニー。このドリンクはナタデココといちごが氷の隙間にみっっっちりと詰まっており、そのボリュームたるや、付属のスプーン (スプーンが付いてるのがまずもって親切すぎる) を使って掻き出してもなくならないほど……! 

更に、そんなナタデココといちごを包むドリンクは「いちごベースのソーダ」という夏にうってつけの爽やかなもの。カクテルのような上品な風味は勿論、何より「味が濃すぎないので、ナタデココと苺の風味や食感をむしろ引き立たせている」という点が100点満点。シンプルなメニューではあるけれど、お値段以上のお得さと美味しさが嬉しいこの夏必携の一品だ。(お値段合計1250円) 

(ちなみに、一緒に頼んだライムゼリー&ヨーグルトムースも、ムースを「クリームと食べる前半」と「ライムゼリーと食べる後半」の二タイプで楽しめる美味しいデザート。こういうちょっとしたメニューも満足感が高いのは流石のディズニー……!)

 

 

③ テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ

 

アメリカンウォーターフロントに停泊している客船「S.S.コロンビア号」の中に設けられたラウンジ。自分のようなインドア派のオタクにとっては「船の中に入れる」というだけでもテンションが上がるのに、その中に設えられたバーでお酒を楽しむ、だなんてアニメかドラマめいたシチュエーション、楽しくないはずがないのよ……! とウキウキで乗り込んだところ、中にはしっかりバッチリ期待以上の光景が広がっていた。


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じ、事件起こりそ~~~~!!!!!!(オタク脳) 

と、船内の話はさておき。主題はここで飲むことのできるドリンク!ちょっとお値段は張るものの相応に良いお酒が楽しめるとのことなので、まずはカクテルのアマレットジンジャーを注文。


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杏仁由来のリキュール・アマレットはアルコールに弱い自分でも飲める数少ないお酒なのだけれど、それにしたってここのアマレットジンジャーは飲みやすかった。先入観がそうさせるのかもしれないけれど、お酒としての程好い苦味がありつつも、アルコール特有の「脳に刺さる感覚」がなかったのはそれだけ良いお酒だったということなのかもしれない。こういうお酒ならなんぼでも飲むんですけどね! 

とはいいつつも油断は大敵、アマレットジンジャーの後に頼んだのはノンアルコールの「スペシャルドリンク」。こちらは午後の紅茶、紅茶ゼリー、クリームチーズホイップ、アーモンド、シナモン、コリアンダーをミックスしたというあまあま激甘ドリンク……かと思いきや、これが中々どうして飲みやすく上品な逸品だった。 

それもそのはず、よく見てみるとこのドリンクは「ベースが紅茶」「ホイップクリームではなくクリームチーズ」「香り付けはシナモン&コリアンダー」と、素材が絶妙に甘すぎない+主張しすぎないものばかりで、その結果、まろやかなコクとさっぱりした飲み心地が見事に同居しているのである。ノンアルコールカクテルとしては結構なお値段 (1200円) だけれど、その甲斐がある美味しい一杯だ。(お値段合計2300円)

 

 

④ ヴォルケイニア・レストラン

 

夕食は、ミステリアスアイランドにある中華レストラン『ヴォルケイニア・レストラン』にて、看板メニューの「ヴォルケイニアセット」と海老チリを注文。


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予想以上に辛いものの、予め揚げてあることもあってかホクホクでジューシーだった海老チリや、マンゴーゼリーと一体化した新感覚の杏仁豆腐も美味しかったのだけれど、驚かされたのは前菜の「ラー油と黒胡麻ソースの水餃子」と、メインディッシュの「海老と帆立貝の冷製香味和えそば」! 

自分にとって四川料理とは「濃厚かつスパイシーなのは好きだけれど、辛みやクセが強くて楽しみ切れない」、要は「好きだけど苦手」という悩ましい存在。ところが、この水餃子と和えそばはまさにそんな四川料理の良さを抽出・凝縮したもの、謂わば「食べやすい四川料理」! マイルドな辛みとガツンと来る旨味の絶妙なバランスで、度重なる買い食いをものともせずにペロリと平らげてしまった。大がかりで値段もそれなりのメニューだけど、これはまた食べたい……ッ!(お値段合計3160円)

 

 

⑤ 各種食べ歩き

 

レストランやバーでしっかり食べ飲みするのも楽しいけれど、ディズニーリゾートといえば雑多な買い食いも魅力的。今回も、園内で折に触れて三品ほど買い食いをすることになった。 

ファンタジースプリングスではローストビーフ味のポップコーン (思った以上にちゃんと「ローストビーフ」の味わいで驚き。騙されたと思って食べてほしい!) 、入り口付近ではマカロン (チョコ味。何とも言えない不思議な食感から来る満足感が美味しいんだ、マカロン) をそれぞれ購入したけれど、今回の主役はやはりギョウザドッグ


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チュロスと並んで、幼少期の自分に「ディズニーのフードは美味い」というイメージを刻み付けた存在ことギョウザドッグ……が、約20年ぶりぐらいに……食べれたッ……!! そしてちゃんと (?) 美味しかった!!!! 

自分は元々肉まんが大好きなのだけれど、肉まんの弱点と言えば「皮しか食べられない」タイミングが多々あること。ところが、このギョウザドッグはその形状のおかげで、最初から最後までほぼずっと「中身」がある状態で食べることができる逸品。更に、ギョウザのスパイシーで濃厚な味わいはボリューミーな皮とも相性抜群だ。えっ、このフード、完璧すぎ……!? 

その上、このギョウザドッグはお値段たったの600円。安くはないけど、その美味しさと「ここでしか食べられない」希少価値の代金と思えばお得もお得! ディズニーシーのナンバーワンマストバイ商品、これかもしれねェ……!!

 

 

して、ここまでの総額は 

・ルックアウト・クックアウト=2200円
・ホライズンベイ・レストラン=1250円
・テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ=2300円
・ヴォルケイニア・レストラン=3160円
・食べ歩き=1210円

 

……。

 

il vento d'oro

il vento d'oro

 

コミュ障成人男性VS「グリーティング」

 

園内の情景やアトラクション、そしてフード&ドリンク。本当なら、これが今回のディズニーシーで満喫する「全て」になるはずだった。 

ところが、そんな油断に影がさしたのか、はたまた単なるビギナーズラックなのか、入園直後、道中の広場にて「それ」は現れた。


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エッッッ!?!?!?初手デールさん!?!?!?!?!?!?!?!? 

ディズニーミリしらの自分が唯一「好き」と明言できるディズニーキャラクターのチップ&デール。ディズニーランドでもパレードでその姿を目にしていたけれど、まさか開園早々に初手で出会えるだなんて……! 

しかし、ここで問題が発生。写真の撮り方が……分からない!!!!

 

 

「キャラクターと写真を撮る機会」といえば、自分にとってはウルトラマン。しかし、お金を払って写真を撮るシステムが出来上がっているウルトラマンと違い、ディズニーキャラクター (のうち、ミッキーなど専用のフォトスポットを持たないキャラクター) たちは「○○すれば写真を撮れる」という確たるルールがない。 

つまり、あの手この手を尽くし、空気を読み、キャラクター側からのアプローチを誘い、それが「来た」タイミングがキャラクターとお付きのスタッフ、周囲のゲストさんに迷惑のかからない状況であるならば、そこで初めて「お写真いいですか」と切り出すことができる。そして、その言葉が了承されることでようやく「写真を撮る」ことができるのである。む……難しすぎるわ!!!!!!!! 

(ちなみに、お子様は無条件かつ最優先で写真を撮って貰えるので、細かいあれこれを考えることは不要とのこと。それでこそ夢と希望の国よ……!)

 

そんなルールを知らないのは勿論、しかも自分はド陰キャのコミュ障成人男性。入園早々にデールと遭遇するという不意打ちで半ばパニックになっていたこともあり、お写真いいですかのおの字も言えないままにデールは退場。「まあ、見れただけでも御の字よ!」とこちらも退散しつつ、その約1時間後、アメリカンウォーターフロントでなんとまたしてもチップ&デールと遭遇。もしかして今日ってチップ&デールの日なの!?

 

 

その時はタイミングが悪く、チップ&デールは遭遇直後に退場。またしてもシャッターチャンスを逃してしまったのだけれど、ここで「今日はチップ&デールがよく現れる日」の可能性が濃厚になったため、ディズニー有識者の友人たちが写真を撮るコツについて教えてくれた。曰く、キャラクターのアイテムを身に付けて「好きですアピール」をすることが重要なのだという。 

前述の通り、大人がキャラクターと写真を撮って貰うためには「キャラクターから目を付けて貰う」「写真を撮って良いか切り出す+了承される」というステップが必要。最難関はやはり前者で、キャラクターに群がる群衆の中から「周囲に迷惑をかけないように」自分を見付けて貰う=ファンです(写真を撮りたいです)というアピールをする必要があるのだ。 

そこで欠かせないのが、キャラクター縁のアイテムである「チャームやぬいぐるみ」。要するに、ディズニーリゾートにおいては「キャラクターグッズをどれほど身に付けているか」が「キャラクターと写真を撮れる確率」に直結するのである。課金制のソシャゲかな?????

 

 

そんなアドバイスを受け、自分も早速土産屋で気に入ったグッズを購入。もうチップ&デールと会えない可能性もあったので、アピールパワー (?) 抜きでも欲しいと思えるこちらのチャームを購入。いつでも「チップ&デールが好きです!!!!」アピールができるようバッグに付けながら園内を回っていると、アメリカンウォーターフロントの漁村エリアでまたもチップ&デールと遭遇。(パニックで細かな記憶がないのだけれど) どうにかこうにかデールに目を付けて貰い、運命の瞬間が訪れた……ッ!

 

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左側にいるれんと「こんにちは (頭を下げる) 」

デール「……」


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デール (ぺこり)


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右側にいるスタッフ「凄い丁寧な挨拶だね…… (苦笑)」
デール (わかる)

れんと「お……お写真撮らせて貰ってもいいですか!?」


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デール (首を振る)

想定外の返答に崩れ落ちるれんと「クソォ……ッ!!」


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デール (爆笑)


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デール (ウソウソ、撮っていいよ)
れんと「ありがとうございます!!!!」


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と、撮れた~!!!!!!!!!!!!

 

正直、言葉にならないくらい嬉しかった……ッ!! いたずらっ子のチップ&デールからちゃんと「いたずらされる」という最高のファンサービスを貰えたのも嬉しかった(デールの一挙一動がホントに可愛かった!!!!)し、二度の失敗を踏まえ「(お金と)勇気を振り絞った結果として "推しとのツーショット" を手に入れられた」という達成感が想像以上に凄まじかったのだ。これは……これはハマるとダメなヤツだ!! 

(それはそれとしてありがとうございましたデールくん、いやデール先輩!!!!!)


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更にその後、またしても同じ場所でチップ&デールと再遭遇。こうなったらチップ先輩とも写真を撮るしかない、けれどビギナーズラックは何度も続かない。どうする……!?

 

スタッフ「チップの好きなところを言ってくれれば、チップが近付いてくれるかもしれませんよ~!」

れんと「!!!!!!」

れんと「チップの……チップの好きなところ……」

 

れんと「ほっぺ!!!!ほっぺが!!!!可愛い!!!!!!!!!」


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やったぜ。

 

おわりに

 

こうして、あらゆる面で心行くまで堪能することができた今回のディズニーシー。嬉しいこと楽しいことがたくさんあったし、前回のディズニーランド同様、思い出の中で特別だったディズニーシーが今訪れても変わらず「特別な場所」であってくれたことが本当に嬉しかった。 

しかし、今回はそんな「かつての特別との再会」に加えて、様々なフード&ドリンク、そしてグリーティングという新しい楽しみまで乗っかってきたし、ともすればディズニーリゾートというコンテンツのギアが自分の中で一段階上がってしまった感さえある。 

いつも以上にお金はかかってしまったけれど、これだけ楽しめたなら悔いはないというもの。至極晴れやかな気持ちで、〆となる大規模水上ショー『ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~』を見届け、出口まで皆で向かっていった。この夢と希望の世界の余韻を、少しでも多く向こう側に持ち帰れますように……!ありがとう!!!東京ディズニーシー!!!!


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……ん?


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アナウンス「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~は、NTTドコモの提供でお送りしました! ^ ^ 」

れんと「(´・ω・)」


  終
制作・著作
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